甘くておいしい桃にも種類があり、大きく分けると白桃と黄桃に分かれます。
それぞれの読み方は一般的に、白桃は【はくとう】、黄桃は【おうとう】と読みますよ♪
どちらもおいしい桃ですが、この2つにはどんな違いがあるか知っていますか?
見た目はもちろん、味、食感、値段など、様々な違いがあるのです。
今回は白桃と黄桃の読み方や英語表記を勉強しつつ、桃の歴史や白桃と黄桃の違いにも詳しく迫っていこうと思います!
缶詰を実際に購入し、食べ比べもしてみました。
読み方や桃の歴史も覚えて、おいしい桃をみんなで食べましょう。
他の記事では、もやしの冷凍方法などもご紹介していますので、ぜひ読んでみてください。
白桃と黄桃の読み方&英語表記を学ぼう♪

それでは、まずは白桃と黄桃の読み方を覚えていきましょう♪
読み方のポイントとしては、桃をももではなく【とう】と読みます。
さらに白の読み方は【はく】、黄は【おう】です。
これを組み合わせると白桃は【はくとう】、黄桃は【おうとう】になりますね!
ですが、黄桃については【おうとう】と読んでしまうとサクランボを指す「桜桃」と同じ読み方になってしまうので、【きもも】と読む方もいらっしゃるそうです。
また、白桃のことは【しろもも】と読む場合も。
私の携帯やパソコンの変換では、はくとうと打つと白桃、おうとうと打つと黄桃が出てきますね。
しろももと打つと白桃はでてきますが、きももと打つと…肝も、になってしまいます。肝…。
私の周りではサクランボのことを桜桃(おうとう)と呼んでいる人はいないので、おうとうと言うと黄桃のことだと一発で分かります!
ですが、ここで私が衝撃を受けた写真を一つお見せしましょう。

この写真は、のちほどご紹介している白桃と黄桃の缶詰を食べ比べてみました♪で私が買ってきた缶詰の食品表示です。
食品表示法では黄もも、白ももと表示することが義務とされており、これを見ると【しろもも】【きもも】と読んでも間違いではないことがわかりますね♪
ですが、変換から考えていくと、やはり白桃は【はくとう】、黄桃は【おうとう】と呼ぶのが一般的なようです。
地域や人によってサクランボを桜桃と呼ぶ場合もありますので、その時は【きもも】と呼ぶと区別ができますね!
環境によって読み方や呼び方を変えていきましょう♪
英語では桃のことを【peach】と表記し、白は【white】、黄は【yellow】です。
これを組み合わせて白桃を【white peach】、黄桃を【yellow peach】と表記するので、覚えるのはとても簡単ですね♪
補足として、桃の仲間であるネクタリンは【nectarine】と表記します。
読み方と英語表記を覚えたら、次は桃の歴史も学んでいきましょう!
桃の歴史も学ぼう♪
現在、日本で食べられている桃は、原産国である中国や欧米から入って来た桃を日本の気候に合うよう品種改良されたものです。
日本では弥生時代の遺跡から桃の種が見つかり、古事記などにも記載されていることから、遥か昔の弥生時代から桃は日本に存在していたことになりますね。
ですが、日本で桃が食用として普及したのは明治時代であり、それ以前は主に観賞用として親しまれていました。
日本の桃の元祖とも呼ばれる白桃を1899年に発見したのが岡山県出身の大久保五郎氏であり、その後から様々な品種が登場します。
中国では桃を食べた仙人が不老不死になったと言う話もあり、桃は【仙果】とも呼ばれるように。
桃の花、葉、枝は邪気を祓うとされ、そのことから日本では鬼除けにもなると言われ「ももたろう」の話が生まれたという説もあるのです。
日本の桃の元祖が発見された岡山県では今でも「ももたろう」の伝説が根強く語り継がれており、毎年8月の第一土曜日には「おかやま桃太郎まつり」も開催されています。
現在では誰でもスーパーなどで手に入る桃ですが、歴史はとても奥深いものですね…。
こうして桃の歴史を知ってから食べてみると、また一味違うかもしれません。
次は白桃と黄桃の違いを解説しています。また、おいしい桃の選び方も解説していますので、スーパーで選ぶ際には参考にしてみてくださいね♪
白桃と黄桃の違い&おいしい桃の選び方を解説!

それでは、ここからは白桃と黄桃の違いを学んでいきましょう。
どちらもおいしい桃ですが、白桃と黄桃ではいくつかの違いがあります。

白桃は果肉が柔らかく甘みも強いため、昔から生食用として栽培されてきました。
早い時期から食べられる事もあり、スーパーでは初夏の時期になると生鮮食品売り場に並んでいますね♪
ただし、白桃は黄桃と比べて果肉が柔らかいため衝撃に弱くとても傷みやすいので、持ち運ぶ際には注意が必要です。

黄桃は白桃に比べて果肉が固く、皮が剥きやすい&崩れにくいことから缶詰用として栽培されてきました。
ですが、桃の品種改良も時代とともに進み、生食用として改良された「黄金桃」は果肉も甘く人気の品種です。
同じ桃でも味や固さ、おいしい食べ方も異なり、食べ比べるとその違いは歴然!
柔らかく甘い白桃と、固さがありサッパリとした味わいの黄桃、あなたはどちらがお好きですか?
ぜひ、ご自分の好みに合った桃を探してみてくださいね♪
おいしい桃の選び方を紹介!チェックポイントは6つ
おいしい桃を選ぶためのチェックポイントは6つあります。
①皮
全体的に産毛が生えている。表面が細かくひび割れている桃は太陽光によく当たっていた証拠なので、見た目に反しておいしい。
②形
左右対称でふっくらと丸みがあり、上から見た時に横長になっている。
③色
全体的に鮮やかな色がついており、尻の部分が青みがかっていない。
④大きさ
中玉以上のもので、手に持った時にずっしりと重さを感じる。
⑤香り
包装越しでもいい香りが漂っている。
⑥尻(枝と繋がっていた部分)
しっかりとくぼんでおり、青みがなく白くなっている。
この選び方は農家さんも推奨しているので、桃を買う時はぜひ参考にしてみてください♪
また、桃はとても傷みやすいものなので、選ぶ際には優しく手に取りましょう。
傷んでいる桃を見分けるコツは、「茶色に変色していないか」「触ったときに汁がでないか」「生ごみのような臭いがしないか」「酸味を感じないか」です。
見た目は何もなくても、切ってみたら種の周りにカビが生えていた…なんてこともあるので、中身が変色していたらよく確認をしてくださいね。
種の周りだけ少し茶色くなっている程度で、変な臭いもなければ食べられますよ♪
ちなみに、桃が茶色くなる原因は桃に含まれるポリフェノールが酸化するため。
おいしい桃がどれかわからないときは、遠慮なくお店の方に聞いてみるのもいいですね!
白桃と黄桃の缶詰を食べ比べてみました♪

白桃と黄桃の読み方を調べていくうちに、桃が食べたくてたまらなくなりました(笑)
今回は誰でも気軽に購入できる缶詰を食べ比べてみようと早速スーパーで購入!
同じ会社から販売されているものを食べ比べてみたかったので、今回は三洋通商株式会社から販売されている白桃と黄桃の缶詰を選ばせていただきました。
先にお伝えさせていただくと、写真のセンスは皆無ですのでご了承ください…。
まずは、それぞれの特徴を見ていきましょう♪
白桃の缶詰 内容総量425g (固形容量240g) | 黄桃の缶詰 内容総量425g (固形容量240g) | |
エネルギー | 77kcal | 75kcal |
タンパク質 | 0.4g | 0.4g |
脂質 | 0.1g | 0.4g |
炭水化物 | 18.6g | 17.5g |
食塩相当量 | 0g | 0g |
※栄養素は各100g当たりの数値です。
こうしてみると、エネルギーやタンパク質などの栄養成分はほとんど変わりませんね。
では、早速食べてみましょう!まずは黄桃からいただきます♪

色鮮やかな黄色で、半分にカットされた黄桃が5つ入っていました。つまり桃2.5個分ですね。

歯ごたえがあって、桃の風味が強い!シロップはあっさりとして食べやすく、果肉もサッパリとした味わい♪
ねっとりとしたシロップですがあっさりとしていて甘過ぎず、一つが大きめなので食べ応えは十分でした!
歯ごたえもあり、この固さが缶詰向きというのは納得ですね。箸でつまんでも崩れません。
では、次に白桃の缶詰をいただいてみましょう♪

こちらの白桃缶詰には、綺麗な白い果肉が6つ入っていました。桃3個分とは贅沢です。

あれ、白桃も歯ごたえがある…!黄桃よりも甘めのシロップで、果肉自体の甘さも強い。
白桃は柔らかいのが特徴だと思っていたので驚きました…黄桃の缶詰と同じくらい歯ごたえがあったのです!
缶詰に使われている白桃は、黄桃と同じく形が崩れないように品種改良されているのだとか。
むしろ黄桃より少し固さを感じるほどで、こちらも箸でつまんでもまったく形は崩れませんでした。
甘さは黄桃よりも白桃の方が強く感じられたので、甘さが欲しい方は白桃の方がオススメですね♪
私個人の好みでは、サッパリとした味わいの黄桃の方が好きでした。
大きさの比較はこちら。黄桃の方が少しだけ大きいのが伝わるでしょうか。

固形容量は同じでも、黄桃は少し大きめなので桃2.5個分、白桃は桃3個分が入っているようです。
ちなみに、この缶詰のお値段は、白桃も黄桃も同じ108円(税込)でした!
缶詰であれば、白桃も黄桃と同じ値段で食べられるようになったのは嬉しいですね。
三洋通商さんの桃缶は通販サイトでも手に入りますので、ぜひ試してみてください♪


缶詰であれば長期保存もできますし、私は娘とパウンドケーキを焼くときに黄桃の缶詰を使ったことがあります。
ぜひ、おいしい白桃と黄桃の缶詰を食べてみてくださいね♪
白桃と黄桃はアレルギーに注意

桃は白桃、黄桃に限らずアレルギー症状を引き起こす可能性があります。
食物によるアレルギーの場合、じんましんやかゆみなどの皮膚症状になって現れることが多いのが特徴です。
他にも吐き気、嘔吐、下痢、くしゃみ、息苦しさ、咳、目の充血、瞼の腫れなど、症状は様々。
果物を食べた時に発症する口腔アレルギー症候群(口や喉、舌のかゆみや違和感)は、桃以外にもリンゴ、キウイフルーツ、メロンなどを食べた時に症状が現れます。
この口腔アレルギー症候群は花粉症の方に多く見られ、まれに重篤な症状が現れることもあるので特に注意が必要です。
これは、花粉のアレルゲンと果物のアレルゲンの構造がよく似ていることが主な原因とされています。
ただし、桃を食べた後に症状が出た場合でも、桃が原因だとは必ずしも言い切れません。
上記のような症状が一つでも現れた場合には、自己判断で終わらせずに医療機関を受診しましょう!
アレルギー検査を受けられる診療科は、内科やアレルギー科、耳鼻咽頭科、皮膚科などがあります。
例え上記の診療科でも病院によってはアレルギー検査を行っていない場合もあるので、事前に必ず確認をしてくださいね。
桃はアレルギー表示が義務付けられていない!
卵や小麦など、アレルギー症状を引き起こす原因である食品が含まれている場合はアレルギー表示をすることが義務付けられています。
ですが、桃はアレルギー表示が義務付けられておらず、「推奨表示」となっているのです。
つまり、桃が使われていても必ずしも記載されているわけではないので、桃アレルギーの方は加工食品などを購入する際は慎重に確認をしてください。
もし疑わしいけれど記載されていない場合は、購入を見送った方が無難でしょう。
飲食店など個人が経営し調理している料理の場合は、事前にお店に聞いて確認すると確実ですね。
また、アレルギーを持っている場合は基本的に原因である食品は除去(食べない)するよう推奨されています。
ですが、口腔アレルギー症候群にも「加熱すれば少量なら食べられる!」という方もいますので、どうしても食べたい方は医師に相談してみましょう。
何度も言いますが、自己判断は絶対にNGですよ!
アレルギーはあなたの大事な命に関わります。
しっかりと自己防衛し、何かあれば迷わず医師に相談を。
まとめ

桃は昔から親しまれてきた果物の一つです。
読み方や歴史を知り、白桃と黄桃の違いも覚えておいしくいただきましょう♪
黄もも、白ももと表示されているとは知らなかった…!